螺旋運命―SPIRAL DESTINY―

livedoor blogから引っ越して参りました。旧館から来た方も初めましての方も宜しくお願いします。

Happy Rebirthday

ボッスン過去編終わりましたね。
私が長年夢見たボッスン過去編がアニメになって動く姿・・・
しかと目に焼き付けたぞ・・・!

せっかくなので、この話が収録されているコミックス10巻が発売された直後の
2009年11月11日の記事を掘り起こしてみました。
恥ずかしい感想ですが、当時私がどんなことを思っていたのか知りたい方はどうぞお読み下さい。
双子発覚後初の誕生日記事

聞くところによると、アニメから見始めた読者様が結構いらっしゃるようなので、
(あと、ざんぷ本誌オンリー組の方も)
スイッチオ同様、篠原先生のあとがきコメントを掲載させていただきたいと思います。

まずは、ボッスン14歳の誕生日を描いた「Happy Birthday」編から。


ボッスンの過去編です、
彼の出生の秘密と決意までが主な内容になっています。

主人公なのにこれまで家族が登場しなかった理由はこういう事なのですが
(※原作ではこれ以前に茜、瑠海は登場していません)
実を言うとアカネやルミの設定は綿密に決まっていた訳ではなく、きちんと決まるまで出せなかったというのが実情だったりします。

ボッスンの過去編は、断片的にいくつかの点が「ほぼ」決まっているという状態でした。
いざ過去編を描く時になって、キャラクターをとりまく環境がどういう状態になっていても対応できるようにと、ボッスンの家庭の話は描かない事にしてたんです。

「ほぼ」決まってた点というのは、ボッスンに親が居ない事、そしてそれが人助けをする理由に大きく関わっているという点です。
彼が人助けをする理由はそんなに軽いものではなく、大きな何か(きっと父親)の意志を受け継ぐ形になるだろう。そういうイメージだけありました。

でもそれをどう描こう?

ボッスンが「人助けをする理由」というモチベーションは、この漫画にとって重要な要素であるはずで、本来なら第1話あたりで語られるべきものです。
でもそれを描くとなるとどうしても多くのページ数が必要で、1話完結型の話に差し込むのは全てを台無しにしかねない。そう判断した結果、別の方法をとる事にしました。

それは、時期が来たら時間軸を遡ってじっくり描くという方法。
それまでは敢えて何も語らず、綿密に決めず、ボッスンというキャラが読者に定着するのを待つ事にしました。

時期が来て、担当と何度かの打ち合わせを経て、ようやく描く事ができました。
避けて通れない、重く悲しいシーンもありましたが、最後にボッスンが笑うシーンを目指し、自分なりにじっくり描き切れたと思ってます。

そうそう、「ほぼ」決まっていた設定がもう一つあります。
物語はまだ終わりません。

話は現代に戻ります。



とコミクスのあとがきに書かれています。
これもいつぞやの記事で書いたと思うのですが、ボッスンのキャラが定着するまで待ったという選択は正しかったと思います。
第一話でいきなりこんな話されたら確かに台無しになったと思います。
ボッスンというキャラが確立された(アニメなら1年掛けて描いた)ことでできた話だと思います。

さて、次は椿との関係を描いた「Happy Rebirthday」編のあとがきです。


誰にも話していませんでした。
「ボッスンと椿は双子の兄弟」。この設定は、この話を描く直前まで、担当編集者にすら話していませんでした。

それはスイッチの過去編と同じく、「これを描かないまま連載が終わったり、あるいは他の方向に進んだりするなら、敢えて風呂敷を広げず、そのまま無かった事にしてもいい」という思いがあったからです。
この話を描く事になるかどうかは、連載初期には僕にも分からなかったのです。

でも、ヒメコの過去編を描いたあたりでは、もうほぼ描く決心はついていました。
「ボッスンの過去編はいずれ必ず描く。その時は椿との関係も描く。」
そこには、隠していた秘密を人に告白するような妙なワクワク感と、胃が痛くなるような不安が同居していました。

おねえさん初登場あたりで担当が代わり、ほどなくして僕はこの設定のアイディアを新担当に打ち明けました。とにかく人に話したことが初めてだったので、何となく胸がスッキリしたのを覚えています。

話を聞いた担当はビックリしていて、それからしばらくして何かを確信したような表情になりました。
「やりましょう。」
その一言で、もう後には引けなくなりました(笑)

伏線になるシーンは、それまでにいくつか散りばめてはいましたが、それは万が一このエピソードを語らなかった場合にも読者に違和感が残らないようにと、なるべく目立たないシーンとして描いていました。
その事が却って意表を突くのに機能してくれたのならば幸いなのですが。

色んな話を描いて来ましたが、やはり今回が色んな意味で最も多く悩んだ話のように思います。
連載の途中でキャラの関係が大きく変わるという展開が、はたして読者に受け入れて貰えるだろうか。僕も担当もそこが最も不安でした。

でも、それは少しずつ楽しみに変わっていったように思います。
読者がどう反応するか、そしてボッスンと椿の関係が今後どうなっていくのか。当の僕にも全然分からない訳で、それは何と楽しみな事かと。

結果的に、この漫画の中にささやかですが新しい軸が生まれたと思います。
どうか温かい目で、このめんどくさい兄弟の行く末を見守っていただけたらと切に願います。

奇しくも。
この巻の発売日の数日後は、キミ達兄弟の誕生日ですね。
皆さんも祝福してあげて下さい。

誕生日おめでとう!



以上が篠原先生のあとがきです。
当の本人も分かってなかったとのことですが、この後の篠原先生の暴走は凄まじいです。
「篠原いい加減にしろ」と何度つっこんだことか・・・(笑)
あとがきを読んで皆さんはどう感じたのでしょうか。
とにもかくにも時野さんにとっては衝撃的な話でした。アニメで見れる日が来て本当に良かった。


さて話は変わりまして。
これはいつぞやの記事に書いたと思うのですが、
スイッチ、ヒメコ、ボッスン過去編が終わって思うこと。

スイッチは弟を失う話、ボッスンは弟ができる話

だったというのがなんとも残酷だなと思うんですよね。
でもスイッチも弟ネタでからかうのを純粋に楽しんでいるので特に気にしてはいないようですが、読者としてはなんとも言えない気持ちになりました。

あとヒメコ過去編で私の好きなボッスンのセリフが一部カットされていたのですが、
「けっ、冗談じゃねぇ!自分が一番不幸だって面しやがって、可哀想な自分に酔ってんじゃねーよ!!」
「何をぉ!!?お前に何が分かんねん!!」
「分かんねーよ!!なぜなら俺は不幸じゃねぇからな!!」
「お前は今、不幸なのか!?違ぇ!自分勝手にそうなってるだけだ!!ビビって人を信じられなくなる方がよっぽど不幸だ!」
「全員が全員、裏切ると思うなよ!みんなそんなヒマじゃねえっつんだ!」

これをボッスン過去編の後に読むと感慨深いものがあるんですよ。
可哀想な自分に酔ってるっていうのは、かつて自分にも可哀想な自分に酔ってた時期があるから(アニメでは割とあっさり、茜とルミを認めてましたが、原作では『でも真実を知る事で初めてこだわりが生まれてしまった。オレはこの世で一人なんだ・・・と』というセリフがあり、不幸に酔ってた頃がありました)
全員が全員裏切ると思うな。ここらへんは亮輔父ちゃんの言葉とかリンクしますよね。

そんなわけで、過去の話を読み返してみるのも面白いですよっというお話でした(笑)


来週はキャプテン大活躍の話ですか。さすがにワンクッションを入れてきたか。
原作では、この後は「壊れてしまった特別な真理子」でした(笑)
「ルイジアナ双子やて!ほな椿呼んでこようか!」「なんでだよ!」
という流れがアニメでは
「ルイジアナ双子やて!」「出生の秘密とか泣かせるよなぁ!」
という流れになってて「なんというフラグ立てwww」と正月早々ニヤニヤしたものです(笑)

さぁ、みんな大好き田名部くん回はいつかな?今期ラストか、二年目が決定したので二年目初っ端に持ってくるか。楽しみです。田名部くん絶賛アニメは今年も突っ走ります!!

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